フランスの人気バッグブランド15選

フランスの人気バッグブランド

今回はフランスの人気バッグブランド総まとめとして、ブランドのイット・バッグ (It Bag) 的な「アイコンバッグ」をご紹介します。ちなみにIt Bagとは、ファッション業界で使われている業界用語でハイブランドバッグの中でも人気が高くベストセラーになっているものを指しています。

フランス生まれの人気バッグブランド14選

ヨーロッパ連合（EU）最大の国土面積を誇るフランス。芸術に対する情熱を持つフランスは、その長い歴史の中で数多くの美術品や作曲家を生み出した国でもあります。カバンはファッションに欠かせないアイテムです。
“芸術の国”ともいわれるフランスには熟練の職人が数多く存在します。不動の人気を誇るブランドとブランドを支える職人が生んだ、フランスの人気バッグブランドから14ブランドをご紹介します。（イタリアの人気バッグブランド13選も掲載しています）

ルイ・ヴィトン LOUIS VUITTON

トランク職人だったルイ・ヴィトン。当時は馬車や汽車や船で荷物が雑に扱われており、それを保護しようと旅行者がトランクを依頼していたそうです。ルイ・ヴィトンは特注で作る荷造り用のトランク職人として働き、その後1854年にアトリエを開きました、これがブランドの始まりです。ルイ・ヴィトンは2018 FIFA ワールドカップ™ロシアで優勝トロフィー専用のトラベルケースを製作しています。

スピーディー Speedy

移動手段としてのボストンバッグの「スピーディー」。スピーディー25、30、35、40と大きさも選べます。最近ではスピーディーの進化版、ナノ・スピーディーという小さいサイズも出ています。

ノエ Noe

1932年にシャンパンボトルのキャリーバッグとして誕生した「ノエ」は巾着バックの元祖ともいえます。大きく開くそのデザインは荷物の出し入れもしやすく、80年以上も親しまれている、その完成されたデザイン性ですね。

アルマ Alma

フランスのブランドを感じたいなら「アルマ」。アルマは1930年代にセーヌ川に架かるアルマ橋が由来です。女性らしいカーブがあるデザインながら、しっかりとした型や持ち手、アクセントのゴールドの金具がかわいいながらもカチッとした大人の女性を感じさせるデザインです。

ネヴァーフル Never Full

いくつかのサイズで展開している「ネヴァーフル」ですが、大きなサイズはA4サイズも入ります。その収納力に加えて使い勝手のいいトートは、飾らずシンプルなデザイン。どんなシーンでも使えることから発売当時から人気を誇っています。

キーポル Keepall

定番旅行バックといえば「キーポル」があげられるくらい有名なボストン。スーツケースに折りたたんで収納できるとして考案されました。バッグサイズは4つ、全てを収納できる「Keepall」の通り、一番大きなキーポル60は泊数の多い旅行にも使えるサイズです。

シャネル CHANEL

シャネルといえば、マリリンモンローが「何を着て寝ますか？」の記者の問いに「№5を数滴」と答えたエピソードがあまりにも有名ですが、シャネルは1910年に帽子店「シャネル モード」をオープンしたのが始まりです。1913年にブティックをオープンして以降、シャネルは女性のライフスタイルを変え、世界的セレブからも愛されています。

マトラッセ Matelasse

1955年キルティングバッグ「2.55」を発表してから、そのキルテキングはシャネルのアイコンになりました。マトラッセはフランス語でキルティングです。マトラッセはダブルCのロゴとチェーンショルダーがイメージされ、エレガントな印象がありますが、カジュアルな服との相性も良く、大人のOFF着をグッと格上げしてくれます。

ボーイシャネル Boy Chanel

ボーイシャネルは「弾薬保管バッグ」からインスピレーションされているそうです。モードやフェミニンのイメージが強かったシャネルですが、マニッシュでクールな印象を与えてくれるのがこの「ボーイシャネル」。太めのチェーンやヴィンテージテイストの金具などを使いながらも、シャネルの上品さはしっかりと残っている新しいラインです。

インザミックス In The Mix

独特のカタチと使いやすい2WAYで人気の衰えない「インザミックス」は海外セレブたちが持っているのをよく見かけませんか？手持ち用のハンドルとショルダーバッグで使えるチェーンストラップもまたスタイリッシュで、スウェード調のレザー素材も相まって大人可愛い高級感があります。

エルメス HERMES

1837年にティエリ・エルメスがパリで創業した「高級馬具工房」これがエルメスの原点です。1892年にはじめて馬鞍を収納するための鞄を製作したのがエルメス初のバックで、バーキンの原型となったモデルだそうです。その後は時代の流れもあり、馬具から鞄や財布、さらには腕時計や服飾品、スカーフ、香水まで広げていきました。

バーキン Birkin

当時のエルメスの社長が航空機で偶然隣の席になった歌手ジェーン・バーキンの荷物を見て、バッグのプレゼントを申し出ました。彼女と一緒に理想のバッグのデザインをスケッチしプレゼントしたのが彼女の名前を冠した「バーキン」の誕生秘話です。

ケリー Kelly

元は「サック・ア・クロア」という名前でしたが、ハリウッド女優でありモナコ王妃であったグレース・ケリーの愛用品で、当時妊娠していたお腹をとっさにカバンで隠していた様子が雑誌に掲載され、一躍有名になりました。その後モナコ公国の許可を得て「ケリー」が誕生しました。

コンスタンス Constance

ケリーとバーキンがあまりにも有名ですが、「コンスタンス」もエルメスを代表するIt Bagのひとつで、世界中のセレブから愛用されています。アイコンである頭文字のHを金具に使用し、当時のデザイナーの誕生したばかりの娘の名前を取って1969年に発表されました。

クリスチャン・ディオール CHRISTIAN DIOR

フランスのファッションデザイナー、クリスチャン・ディオールが1946年パリで創立したファッションブランドです。デビューコレクションで発表された「コロールライン」は当時のファッション界に衝撃を与えたそうです。いまではメンズラインもあり、鞄・小物などのアクセサリー、ジュエリー、コスメまでトータルで展開するトップブランドとして人気を博しています。

レディ・ディオール Lady Dior

元ダイアナ妃が愛用しており、レディー・ダイアナ・スペンサーから「レディ・ディオール」と名付けられたそうです。持ち手にぶら下がる「D・I・O・R」のチャームが揺れる「レディ・ディオール」はまさにブランドのアイコンです。

ディオリッシモ Diorissimo

「Dior “issimo”」の“issimo（イッシモ）”はイタリア語で最上級の意味があります。「ディオリッシモ」はその名の通り、高級素材を使い熟練の職人が丁寧に作り上げられ、シンプルでディテールにこだわりがみられる至高のバッグです。

ビーディオール Bedior

シンプルでシャープな洗練されたフォルムに「D、I、O、R」のチャームが揺れることでスタイリッシュで躍動的な印象を与えるバッグです。

ジバンシィ GIVENCHY

1952年、ユベール・ド・ジバンシィが自らの名を冠して設立したブランドで、オードリー・ヘップバーン主演「麗しのサブリナ」（1954年公開）の衣装を手がけたことで、知名度を上げました。現在では服飾、装飾品、香水、化粧品など、幅広く展開しています。

ナイチンゲール Nightingale

男性のビジネスバッグを基に、女性用の柔らかいラインにアレンジしたそうです。看護師ナイチンゲールの功績を称えて名づけられ、ハンドバックにもショルダーにも使えるボストン型のカバンです。

ホライゾン Horizon

HORIZON＝水平線。ハドソン河に沈む夕日にちなんで名付けたそうです。水平線のように真っ直ぐな幅広のレザーバンドか施されたデザインはシャープで洗練された印象を与え、まさにジバンシィのアイコンバッグといえるでしょう。

オブセディア Obsedia

「Obsession(執着)」と、ギリシャ語で空を「Dia」からきています。凝った装飾によってジュエリーのような「オブセディア」はファッションに華やかに彩り、またそれだけでも存在感のあるバッグです。

サンローラン SAINT LAURENT

1961年、イヴ・サンローランがピエール・ベルジェとアメリカの実業家マック・ロビンソンと組んでオートクチュールのメゾン「イヴ・サンローラン」を設立したのがはじまりです。「モードの帝王」と呼ばれ、20世紀のファッションをリードしたイヴ・サンローラン。2012年、エディ・スリマンがイヴ・サンローランのクリエイティブ・ディレクターに就任後、ファッション部門のブランド名を「サンローラン」に改名しました。

ベイビー・カバス・モノグラム Baby Monogram Cabas

海外セレブも愛用しているカバス。モノグラムとシックのラインがあり、大きさもいくつかありますが、この「ベビー・カバス」はW25.5cm×H19.5cm×D12.0cmと長財布もしっかりと入る小ぶりサイズで使い心地抜群です。

ショッピング・サンローラン トートバッグ Shopping Saint Laurent Toto Bag

定番トートのカラーバリエーションが豊富なところが魅力です。ピンクや赤など明るい色もハイブランドならではの落ち着いた色合いで、幅広い年齢層にマッチします。

セリーヌ CÉLINE

1945年にセリーヌ・ヴィピアナが夫とオーダーメイドの高級子供靴専門店を創業したのが始まりです。パリの革職人の技術を生かした子供靴は高い支持を集め、66年にハンドバックの展開を始め、馬車の柄とバックルをあしらったサルキーバッグによって人気に火がつきました。

ラゲージ Luggage

世界中のファッショニスタに愛用され人気商品になった「ラゲージ」はセリーヌのIt Bagとして有名です。70年代のヴィンテージトラベル鞄からインスピレーションを受けて作られたそうです。サイズ展開がいくつかあり、小さいものはラフに、大きめサイズはカチッと。同じデザインでも、大きさや色によってその印象がずいぶんと変わってきます。

カバ Cavas

とにかくシンブルで収納力があるカバシリーズはビジネスシーンにぴったりです。色々なタイプ（型）がありますが、1番の定番はなんといっても「ホリゾンタルカバ」でしょう。他にも「カバファントム」や「カバ ガゼット」、縦型、巾着型などがありますが、シンプルなロゴ配置は変わらないので、自分に合った型が見つけられると思います。

トリオ Torio

人気の秘密は使い勝手と、ラムスキンでとても軽いという点ではないでしょうか。「トリオ」はショルダーとポーチがスナップボタンで3連に繋がったデザインで、荷物の量によって3つを2つにしたり、ショルダーをしまってクラッチとしても使える優れものです。

ロンシャン LONGCHAMP

1948年、ジャン・キャスグランがフランスにてパイプのメーカー「LONGCHAMP」を創業。レザー張りのパイプ製造から次第に革小物やバッグの製造を手がけるようになりました。1971年に最初の女性向けハンドバッグの販売に乗り出し、フレンチシックで使い易いデザインながらもファッション性や機能性に優れたロンシャンは人気を博しています。

ル・プリアージュ Le Pliage

日本の折り紙からインスパイアされて作った「ル・プリアージュ」軽量で耐久性を備えたこのバッグは、細部に渡ってカスタマイズオーダーができるのも人気のポイントです。

バレンシアガ BALENCIAGA

1918年、クリストバル・バレンシアガがスペインにて創業しましたが、1937年にはパリに本店を構えウェアからシューズ、バッグなどアクセサリーまでトータルで展開しています。カジュアルなキャンバス地のトートから、レザーのビジネス仕様まで幅広いアイテムがあり、最近ではIKEAのフラクタバッグに激似のバックを発売し話題を集めました。

シティ City

編集者たちが持ち注目を浴びるエディターズバッグの代表ともいえる「シティ」はバレンシアガのアイコン的カバンです。雑誌も収まる容量や物を整理しやすい設計、重くても手が痛くならず持ちやすいデザインが特徴です。

カバ Cabas

キャンバストートで３サイズを展開。一番大きなサイズは軽い上に容量も大きく多くのファッショニスタに愛用されています。

クリスチャン ルブタン Christian Louboutin

1991年、クリスチャン・ルブタンが自身の名を冠した靴のブランドとしてスタート。レッドソールのパンプスが有名ですが、ルブタンのシグネチャーでもあるスタッズが並ぶ財布やバッグもクリスチャン ルブタンの人気アイテムとなっています。

スイート・チャリティー Sweet Charity

すでにレザーアイテムでもトップブランドとして認められているクリスチャン ルブタン。レザーグッズの象徴ともなっている「スイート・チャリティー」は、スパイクスタッズをあしらってハードながらも、ラグジュアリーブランドらしい上品さを持ち合わせたバッグです。

パネトーネ バッグ Panettone Bag

パネトーネは財布の印象があると思いますがバッグも人気です。このスタッズがらしいといえばそうですが、スタッズのないモデルもあります。

パロマ Paloma

ルブタンが、ショーガールをイメージで作られたのがこの「パロマ」。 カラーや素材もバリエーション豊富にそろっており、ハンドルのその曲線はショーガールの美しいボディラインを連想するデザインです。

クロエ CHLOÉ

1952年にギャビー・アギヨンによってフランス・パリで創設されたファッションメゾンで、現在はウィメンズウェアとカバンを中心としたアクセサリーから香水までトータルで展開しています。上品でシンプルなデザインが多いクロエは流行に流されずに愛されるバッグです。

ドリュー Drew

丸みのあるフォルムやジュエリーからインスピレーションを得たという、メタルハードウェアがガーリッシュな魅力をプラスしているのに、ふんわりしすぎないシャープさもあり、品よく女性的な印象があります。

ナイル Nile

まさにアクセサリーと呼ぶにふさわしい「ナイル」はブレスレットのような金色のハンドルが特徴で、カジュアルシーンからパーティーシーンまで、着こなしによって違う華やさを添えてくれます。

ゴヤール GOYARD

1853年、フランソワ・ゴヤールがトランクメーカーの後継者となり、その後、名前をメゾン・ゴヤールに変更したバッグブランドで、トランク、スーツケース、アクセサリー、革小物を展開。ゴヤールの多くは、”トワル・ゴヤール”と呼ばれるリネン、コットン、麻を織り上げて作られた生地が使われています。表面には、天然アラビアゴムのコーティングが施されているため、耐久性が高く、見栄えの美しさも特徴です。

サンルイ St.Louis

ヒット商品のサンルイ・トート。象徴的な杉綾模様の柔らかいレザートートバッグは使い勝手も良く、エレガントで男女兼用で使えるユニセックスなデザインです。PMとGMの２サイズですが、小柄な日本人女性にはPMの方がバランスが良さそうです。

カルティエ CARTIER

1847年ルイ・フランソワ・カルティエがパリにてジュエリーのメゾンを開いたのがはじまりで、「王室御用達」の名門中の名門ブランドです。ジュエリーだけでなく、時計、革製品、ライター、筆記用具なども取り扱っており、いずれも世界中の人々を魅了し続けています。

C ドゥ カルティエ C de Cartier<

クラシカルなスクエアフォルムとトップハンドルで人気を博している「C ドゥ カルティエ」はパリの生命力を映す、宝石にインスピレーションを得て生まれた絶妙な色もまた特徴です。

ハッピーバースデーバッグ　Happy Birthday Bag

カルティエ生誕150周年に作らたハッピーコレクションのバッグ。2Cモチーフが施されたデザインで、トートやショルダー、クラッチなどが展開されています。

ランバン LANVIN

1889年にジャンヌ・ランバンが帽子店として開業。その後、娘の誕生を期に子供服を作り始めたことをきっかけに、現在では、レディース、メンズウェア、香水、アクセサリーなどを幅広く展開しています。100年を越える歴史を誇るランバンは、現在も存続している最も古いフランスのクチュール メゾンとして不動の人気を誇っています。

シュガー Sugar

シンプルで控えめながら、上質な素材をつかい細部にまでこだわったデザインがさらにランバンの長い歴史が持つ高級感を醸し出しています。スッキリとながらも中は3つに分かれ、容量も大きく、バッグとしての機能もしっかりと果たしています。

ジジ Jiji

コンパクトで存在感のある「ジジ」。ライナーにはランバンブルーがあしらわれていて、細部までこだわったランバンの上質感を味わうことができるバッグです。

1987年、ジャン・トゥイトゥが設立。パリのケンゾー、そしてアニエス・ベーを経験後、ケンゾーで出会った入江末男と「IRIE(イリエ)」を設立、そのメンズブランドとして発表されたのがA.P.C.です。フレンチベーシックでありながらストリートを意識した同ブランドは世界中で愛用されています。

ハーフムーン Half-moon

半円形のタイムレスなシルエットが特徴の「Half-moon」。 高級感溢れるイタリアンレザーを使用し、ブランドならではのミニマルな美学を体現しているまさにフレンチベーシックなアイテム。

イタリアの人気バッグブランド13選もありますのでぜひこちらもご覧ください。

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