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ミラノファッションウィーク 2025SSで予想! 次なるトレンドは?

ロンドンコレクションが終わったら、今度は息つく間もなくミラノファッションウィークへ。プラダやジルサンダーなど、注目のブランドが多いミラノ。ランウェイルックから読み解く2025SSのトレンドと、いますぐ取り入れたいおしゃれtipsをチェック!

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PRADAの不可思議トロンプルイユ

ミラノのトレンドセッターといえばPRADA(プラダ)。毎シーズン「そうきたか!」を更新してくるブランドですが、今回も飛ばしてきました。ポコポコと穴の空いたスカートや虫のようなビッグアイウェア、プラダにしか “正解” にできない色合わせなど、ポイントはたくさんありますが、トレンド予報として注目したいのはトロンプルイユ(騙し絵)のデザインです。

スカートやパンツにベルトがプリントされていたり、ニットは色を分けることで襟がついているかのようなデザインに見えたり、「現実なのか、夢なのか?」と自分に問いたくなるようなルックの数々。おそらく2025春夏はこのトロンプルイユのディテールが街に溢れるので、今から取り入れる準備をしておきましょう。

PRADA(プラダ)のトロンプルイユパンツのコーデ
PRADA(プラダ)のトロンプルイニットのコーデ


JIL SANDERのオジルック

日本ではファッションのテイストを問わずに幅広い層から支持されるJIL SANDER(ジルサンダー)。ロゴの主張が少なく上質な素材で生み出すミニマルなファッションは、昨今のトレンドである「クワイエット・ラグジュアリー」を代表しています。今回も美しいグラデーションのプリントが映えるシャツや、繊細な装飾を施したドレスなど、ジルサンダーらしいアイテムが多く登場しました。

トレンドとして押さえておきたいのは、NYやロンドンなど他の都市でも見られたビッグシルエットのジャケット&パンツです。肩もラペルも大きく、一昔前のおじさんのスーツのようなシルエットが特徴。そこに光沢感のある素材を持ってきたりハーフパンツを合わせることで、新鮮さをもって提案しています。

JIL SANDER(ジルサンダー)のオーバージャケットのコーデ
JIL SANDER(ジルサンダー)のオーバージャケットのコーデ


GUCCIのワンカラー

GUCCI(グッチ)はクリエイティブ・ディレクターにサバト・デ・サルノが就任して3度目となるランウェイ。最初のランウェイで発表したグッチのキーカラーであるえんじ色「グッチ ロッソ アンコーラ」も引き続き提案しています。

今回はそのキーカラーに加え、ライムイエロー、グレー、ホワイト、ブラックなどで作るワンカラーのスタイリングが目を引きました。ウェアはもちろん、バッグや帽子、シューズに至るまでワンカラー! ブラックやホワイトなどは、手持ちのアイテムでもトライしやすそうですね。ワンカラーでまとめる時は、ミニ丈のボトムスやノースリーブをチョイスするなど、肌が見える面積を増やすと着こなしやすいはず!

GUCCIのネオンイエローのワンカラーコーデ
GUCCIのホワイトのワンカラーコーデ


FENDIのニュアンスアースカラー

FENDI(フェンディ)で参考にしたいのは、ニュアンスアースカラーの使い方。ミルクティーのような薄いブラウンや、冬の昼の曇り空のようなグレーなど、美しい色のオンパレードです。どれも明るいグレイッシュトーンで、落ち着いたカラーではありますが華やかさも感じる絶妙なカラーパレット。

一見すると地味になってしまいますが、シアー素材で肌を見せたりテディベアのようなふわふわのテキスタイルを用いたり、素材で緩急をつけることで脱のっぺり。差し色として加えられたスカイブルーが良い仕事をしています。

FENDIのニュアンスアースカラーのコーディネート
FENDIのニュアンスアースカラーのコーディネート


MARNIのストイック・タイト

MARNI(マルニ)からは新しい流れの到来を予感させるようなルックをピックアップ。ここ数年、ボトムスの主流は身体のラインを拾わないルーズなシルエットでした。しかし、ここにきてY2Kの波に乗り、タイトシルエットがじわじわと来ている…かもしれません。

マルニが提案したのは、ピチッとタイトなスキニーパンツ。2000年代は右も左もスキニージーンズを穿いていた気がしますが、2024年の今こうして見てみると新鮮に感じませんか? デニムではなくカラーパンツとして取り入れることで、タイツ感覚でコーディネートできます。

パンツだけではなく、脚のラインが強調されるマーメイドスカートも登場。ここ最近のスタイルに飽きてしまった人は、ストイック・タイトにチャレンジしてみて。

MARNI(マルニ)のタイトマーメイドスカート


N°21のロングマフラー

N°21(ヌメロヴェントゥーノ)はいつものエレガンス&セクシーとは少し経路を変えて、ポップ&キュートな印象にシフトチェンジ。女性たちがファッションを自由に楽しんだ60年代をテーマに、パンチの効いたガーリーを提案しました。

コレクションを通してスタイリングのアクセントになっていたのは、ボーダーのロングマフラー。全長2mはありそうなロングマフラーをくるっと一巻きするだけ。ぐるぐるに巻くのではなくネックレスのように使うことで、ただのマフラーではなくアクセサリーのように取り入れています。今すぐトライできそうなスタイルなので、早速真似してみましょう。

N°21(ヌメロヴェントゥーノ)のワンピース
N°21(ヌメロヴェントゥーノ)のワンピースとマフラー


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©︎ Getty Images

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Azu Sato

1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションIT企業にて、オウンドメディアの編集やSNS運用を行う。SNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。2020年春に独立し、モード誌のウェブメディアやファッション業界誌にてファッションやフェムテック記事の執筆、SNS運用に携わる。ファッションの専門学校での講師なども。

  1. ミラノファッションウィーク 2025SSで予想! 次なるトレンドは?

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