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パリ・ファッションウィーク 2025SSから読み解く、ネクストトレンド

昨秋、約1カ月に及び世界各国で開催されたファッションウィークのトリを飾ったパリ・ファッションウィークより、2025SSのトレンドの萌芽をチェック!

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MIU MIUのカーディガン巻きトップス

PARIS, FRANCE - OCTOBER 01: A model walks the runway during the Miu Miu Ready to Wear Spring/Summer 2025 fashion show as part of the Paris Fashion Week on October 01, 2024 in Paris, France. (Photo by Victor VIRGILE/Gamma-Rapho via Getty Images)

トレンドセッターのMIU MIU(ミュウミュウ)は、春夏だけではなく今シーズンにも影響を与えてくる存在。すでにブルーシャツ&プリーツスカートといった制服ライクなトレンドを牽引していますが、25SSも真似したい要素が盛りだくさん。

どこか平成感のあるタイトシルエットの白T使いも気になるところですが、今すぐ取り入れられるスタイリングポイントは「カーディガン巻きアレンジ」です。ランウェイの後半で登場したのは、キャミソールの上からビスチェのようにカーディガンやシャツを巻きつけたトップス。ここ数シーズンミュウミュウが提案している、脱ぎかけのような着ている途中のような、絶妙に時を止めたスタイリングがここでも取り入れられています。

カーディガンが主役の冬こそ、肩掛けではなくビスチェのようにぐるりと胴体に巻くアレンジを試してみてはいかが?


Saint Laurentのムッシュ・スタイル

Model on the runway at Saint Laurent RTW Spring 2025 as part of Paris Ready to Wear Fashion Week on September 24, 2024 in Paris, France.   (Photo by Giovanni Giannoni/WWD via Getty Images)

先シーズンの「ほぼヌードルック」に見られるように、センシュアル&フェティッシュ!がSaint Laurent(サンローラン)のキーワードでしたが、今季は別の方向からそのワードを狙い撃ち。

ガッツリと角張った肩、力強いラペル、太めのスラックスなど、一目で創業者であるムッシュ イヴ・サンローランを想起させるルックのオンパレードでした。他のブランドでも多く見られたオーバーサイズのセットアップですが、サンローランはまさにメゾンのルーツにあるもの。その風格は他とは一線を画します。

男性向けのように作られたスーツをあえて女性が着ることで、そのズレが着用者自身の魅力を否応なく引き出します。ただ、そのまんまランウェイルックをコピーしてしまうと日常での着こなしが難しいので、足元にヒールを持ってきたり、ヘアメイクに艶感を持ってきたりすることで、センシュアルなムードをまとう手助けをしましょう。


CHANELのオーバーベスト&ショートパンツ

PARIS, FRANCE - OCTOBER 01: A model walks the runway during the Chanel Ready to Wear Spring/Summer 2025 fashion show as part of the Paris Fashion Week on October 01, 2024 in Paris, France. (Photo by Victor VIRGILE/Gamma-Rapho via Getty Images)

CHANEL(シャネル)から学びたいのは、ともすればメンズライクになりがちなビッグシルエットのベスト&ショートパンツのガーリーな着こなしです。ランウェイの序盤では定番のツイードジャケットにショートパンツを合わせるルックが登場。エレガンスとキュートネスのバランスが取れたシャネルらしい提案です。

PARIS, FRANCE - OCTOBER 01: A model walks the runway during the Chanel Ready to Wear Spring/Summer 2025 fashion show as part of the Paris Fashion Week on October 01, 2024 in Paris, France. (Photo by Victor VIRGILE/Gamma-Rapho via Getty Images)

そのすぐ後に登場したのがビッグシルエットのベスト&ショートパンツ。ツイード&ネックレスのジャラ付けが印象的です。メンズライクな組み合わせでも、素材やアクセサリー使いによってガーリーな要素を加えることができます。オールホワイトのベスト&ショートパンツに可愛らしいつけ襟をプラスしたコーディネートも参考になりそう。


Alexander McQueenのシアー&ハード

Model on the runway at Alexander McQueen RTW Spring 2025 as part of Paris Ready to Wear Fashion Week held at Ecole des Beaux Arts on September 28, 2024 in Paris, France.  (Photo by Giovanni Giannoni/WWD via Getty Images)

Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)はデザイナーの故郷・アイルランドに伝わる妖精である “バンシー” をテーマにした、不穏でありながらも美しいコレクションを発表しました。バンシーは人の死を叫び声で予告するといわれています。

マックイーンらしい美しいテーラードアイテムは身体をタイトに包み、レースやオーガンジーという儚さを演出する素材がコレクションに深みを与えます。その中でもコントラストがはっきりとしていてすぐにでも取り入れられそうだったのが、シアートップス×レザー調ボトムスのスタイリングです。

肌がほんのりと透ける、たっぷりとギャザーを寄せたオーガンジーのトップスに、膝丈のタイトスカートを合わせています。色と素材の両方でコントラストをつけて、シアー&ハードなスタイリングにチャレンジしてみて。


Chloéのミニマルバルーン

PARIS, FRANCE - SEPTEMBER 26: (EDITORIAL USE ONLY - For Non-Editorial use please seek approval from Fashion House) A model walks the runway during the Chloé Womenswear Spring-Summer 2025 show as part of Paris Fashion Week on September 26, 2024 in Paris, France. (Photo by Peter White/Getty Images)

Chloé(クロエ)からは懐かしのバルーンシルエットをピックアップ。「かぼちゃパンツ」などと呼ばれ2000年代に流行ったディテールですが、デザイナーが代わり注目を集めているクロエがトレンドセッターとして再び注目されそう。

クロエが提案したのはミニ丈かぼちゃパンツ。まさに昔のアニメにでてくる王子様が着ていそうなそのシルエットは、今見ると新鮮に映ります。

トップスにもボリュームのあるものを持ってくることで上半身に重心をおき、その分足元はヌーディなサンダルを合わせ脚を大胆に見せることで、重たくならないバランスを作り上げています。

その他にもドレスやロングパンツの裾にバルーンシルエットが取り入れられていました。次に挑戦したいシルエットとして、お買い物リストに追加!


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©︎ Getty Images

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Azu Sato

1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションIT企業にて、オウンドメディアの編集やSNS運用を行う。SNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。2020年春に独立し、モード誌のウェブメディアやファッション業界誌にてファッションやフェムテック記事の執筆、SNS運用に携わる。ファッションの専門学校での講師なども。

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