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東京コレクション 2025SSから学ぶ、一歩先行くスタイリングtips

NY、ロンドン、ミラノ、パリときて、次にチェックしたいのは東京のファッションウィーク! 他の都市とはまた違った色を持つファッションウィークですが、その特徴は「個性豊か」ということ。ストリートが強い、モードが強いなどの傾向がなく、東京の街中を歩く人々のスタイルを見てもわかるように、良い意味で「ジャンルレス」。そんな東京コレクションから、気になったスタイリングをチェック!

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ANREALAGE HOMMEのハイウエストボトムス

パリコレクションでも新作の発表を続けているANREALAGE(アンリアレイジ)が手がけるメンズブランドのANREALAGE HOMME(アンリアレイジオム)。2回目となるランウェイショーは、THE BLUE HEARTSの名曲『青空』のオリジナルアレンジバージョンをBGMに使用し、心の底を揺さぶるような空間を作り上げました。

アンリアレイジが大切にするパッチワークや細部の細部にまでこだわった装飾など、あまりメンズでは見られないようなディテールを詰め込んでいるのが同ブランドの特徴です。かといってレディースライクではなく、ヴィンテージや古着を丁寧にサンプリングしたメンズウェアとして新たな市場を切り開いています。

今季注目したいのは、胸下まであるハイウエストボトムスのスタイル。まるで泥を被らないための農業用のパンツのようなアイテムですが、胸のあたりからトップスの柄をちらりと覗かせたり、マイクロ丈のアウターを重ねて斬新なシルエットを作ったり、遊びがいがありそう。ハイウエストボトムスはついつい上部をキュッと絞りタイトなシルエットにしてしまいがちですが、Iラインのゆるっとしたスタイルにも挑戦してみて。

TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 07: A model walks the runway during the anrealage homme show during Rakuten Tokyo Fashion Week S/S 2025 at Prince Chichibu Memorial Rugby Stadium on September 07, 2024 in Tokyo, Japan. (Photo by Koji Hirano/Getty Images)
TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 07: A model walks the runway during the anrealage homme show during Rakuten Tokyo Fashion Week S/S 2025 at Prince Chichibu Memorial Rugby Stadium on September 07, 2024 in Tokyo, Japan. (Photo by Koji Hirano/Getty Images)


YUEQI QIのランジェリーライク×デニム

YUEQI QI(ユェチ・チ)は日本でも人気の中国発ブランド。アジア圏のファッションやストリートテイストを好む、若年層のファッション好きを虜にしています。「愛」という漢字が連なったオリジナルのレースがアイコニックですが、今季は様々なレースがスポーティなスタイルに馴染んでいました。

レースで線を描く事でまるでビスチェのように見せるトロンプルイユのトップスは、ブランドらしいアイテムの一つでしょう。それにカーゴパンツのようなデザインのデニムを合わせたスタイルはそのバランス感を真似したいところ。ランジェリーライク×デニムをキーワードに、手持ちのワードローブで今すぐチャレンジ!

TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 05: A model walks the runway during the YUEQI QI show during Rakuten Tokyo Fashion Week S/S 2025 at Japan National Stadium on September 05, 2024 in Tokyo, Japan. (Photo by Koji Hirano/Getty Images)
TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 05: A model walks the runway during the YUEQI QI show during Rakuten Tokyo Fashion Week S/S 2025 at Japan National Stadium on September 05, 2024 in Tokyo, Japan. (Photo by Koji Hirano/Getty Images)


FETICOのフェティッシュパステル

FETICO(フェティコ)は言わずもがな、東京のレディースファッションのトレンドを牽引するブランドのひとつ。フェティコの登場によって、大人の女性が自分のためにフェティッシュなスタイルを楽しみ、表現しやすくなったといっても過言ではありません。

シースルーやレースといった素材はもちろん、レザーやジャケットなどをブランドらしいカッティングやシルエットで仕立てることで、どんなアイテムからも、ほんのりと内から香るような色気をまとうことができます。

2025SSでは今までとは少し違ったフェティコを見ることができました。スカイブルーやラベンダーなど、春気分を盛り上げるパステルカラーを多く使っています。でも、そこはフェティコ流。ただ「可愛い」でまとめることはしません。体にぴったりと沿うようなタイトなメッシュトップスや、まるで彫刻の女神ように布と身体を調和させたワンピースなど、可愛いパステルカラーを用いながらもフェティッシュなスタイルにまとめあげています。

パステルカラーを着たいけど、可愛すぎるのは…と躊躇してしまう人は、思い切ってフェティッシュパステルを取り入れてみてはいかが?

TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 03: A model walks the runway during the FETICO show Rakuten Tokyo Fashion Week S/S 2025 at Star Rise Tower on September 03, 2024 in Tokyo, Japan. (Photo by Koji Hirano/Getty Images)
TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 03: A model walks the runway during the FETICO show Rakuten Tokyo Fashion Week S/S 2025 at Star Rise Tower on September 03, 2024 in Tokyo, Japan. (Photo by Koji Hirano/Getty Images)


TELMAのミニ丈&シースルー

期待の新ブランド、TELMA(テルマ)がブランド初のランウェイショーを開催しました。ドリス ヴァン ノッテンやイッセイミヤケで経験を積んだ実力派です。一枚一枚とても手の込んだオリジナルのテキスタイルや、凛とした佇まいを手に入れることができる端正なシルエットなど、ハンガーにかかっている状態でも惚れ惚れとする美しさのある服です。

ランウェイではすでにテルマの代名詞となっている精密なプリントや、色柄を体に重ねられるシースルーアイテムが数多く登場しました。中でもスタイリングとしてピックアップしたいのは、ブランドとしては珍しいミニ丈ボトムスのルックです。

一見するとスカートに見えますが、実はキュロット。ふわふわとクラゲのように広がるプリーツキュロットに、まるで迷路に迷い込んだかのように歪んでいるブロックチェックのロング丈シースルーシャツを重ねています。日常ではこんなに大胆な肌見せは難しいですが、インナーをキャミソールやタンクトップなどに変えて、まるっと真似してみたいルック。

まるで半透明のフィルターをかけたかのような美しいグラフィックがミニ丈のボトムスと重なることで、ミニ丈のカジュアルさを打ち消してエレガンスに昇華してくれます。

色柄を冬仕様に変えたら今からでもできる組み合わせなので、ぜひトライしてみて。

TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 02: A model walks the runway during the TELMA show during Rakuten Tokyo Fashion Week S/S 2025 at Shibuya Hikarie Hall A on September 02, 2024 in Tokyo, Japan. (Photo by Koji Hirano/Getty Images)


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©︎ Getty Images

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Azu Sato

1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションIT企業にて、オウンドメディアの編集やSNS運用を行う。SNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。2020年春に独立し、モード誌のウェブメディアやファッション業界誌にてファッションやフェムテック記事の執筆、SNS運用に携わる。ファッションの専門学校での講師なども。

  1. 東京コレクション 2025SSから学ぶ、一歩先行くスタイリングtips

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