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流行りのココット鍋とは?

意外と知らないココット鍋

そろそろ煮込み料理など温かい食べ物が恋しくなる季節。煮込み料理によく使われている「ココット鍋」。最近一般の家庭でも使われ、密かなブームになっていますが、その人気のココット鍋とは一体どんな鍋なのかご紹介します。

ココット鍋

レストランのメニューにも小さい器に入った「ココット」というメニューがありますよね?ココットとって一体なんの事だかご存知ですか?
鍋なのか?料理なのか?器のことなのか?意外と知られていないココットについて、わかりやすく説明していきます。

目次

1. ココット鍋とは?
2. ココットの歴史
3. 鋳物ホーロー鍋 ココットとは
4. 鋳物ホーロー鍋のメリット
5. ココットとキャセロールの違いは?
6. ココットとダッチオーブンの違いは?
7. ココット、キャセロール、ダッチオーブンの比較
8. おすすめココット鍋ブランド
9. ココットをお得に買える場所

ココット鍋とは?

ココットは鍋なのか、器なのか。素材は?形状は?ブランドは?気になるココットについて、これから紐解いていきます。これからの季節に1台は欲しい鉄鍋。買う前にぜひ一度ご覧ください。

ココットの歴史

ここ数年日本で流行っているココット。日本では「鋳物琺瑯(ホーロー)鍋」という名称で呼ばれていますね。鋳物ホーロー鍋については後述しますが、煮込み料理はフランスの家庭料理の代表格。フランスの家庭では鋳物の鍋を使って煮込み料理がよく作られてきました。

そんな背景から、煮込み料理に適した鍋としてフランスでココットが誕生し、有名ココットブランドはいまでもフランスが名を連ねています。「家庭料理を母から子へ」長く使えるのも鋳物ホーロー鍋の特徴といえるでしょう。

ココットはフランス語で2つの意味が!?

インターネット百科事典コトバンクによると、Cocotteはフランス語で「厚手の蓋付き両手鍋。鋳物で直火のほか、鍋ごとオーブンに入れて料理に用いることができるもの。」

それから、「小型の円形または耐熱容器、またはこれを用いた料理。」という2つの意味があります。「ココット鍋」と言うと前者の方で、レストランのメニューにある「ココット」は後者を指していることになります。

そもそも元は“厚手の蓋付き両手鍋で作られた料理”はそのまま提供されることが多いので、“厚手の蓋付き両手鍋”を用いた料理のことを「ココット」とも言っているようですね。

日本の「鍋」と同じですね、鍋は鍋単体の意味でも呼ばれますし、出来上がった“鍋料理”のことも「鍋」と呼ぶので、ココットも同じことですね。

鋳物ホーロー鍋とは

たとえば「土鍋」のように、その名称で鍋の素材がわかるのと同じように、ココットの「鋳物ホーロー鍋」も、どういった鍋かという名称です。まず「鋳物」ですが、鋳物は「砂などで作った型の空洞部分に、溶かした金属(鉄やアルミ合金、銅、真鍮など)を流し込み、冷やし固めて作る製品」になります。ココットでは鉄と炭素の合金である鋳物が使われているようです。

続いてホーロー。ホーローは日本語で、漢字で「琺瑯」と書きます。英語では「エナメル」と呼ばれています。このホーローは加工のことで、簡単に説明すると、鋳物(金属)の「表面にガラス質のうわぐすりを塗り高温で焼きつけたもの」がホーローです。

ホーロー加工やエナメルコーティングとも言われています。サビるという鉄の弱点に対し、ホーロー加工をすることでサビを防いだり、また匂い残りや食材の味のを変えるのを防いでくれるメリットがあるのがホーロー加工になります。

鋳物ホーロー鍋のメリット

熱伝導に優れているので食材に均等に火が入り、素材にゆっくり熱が伝わるので煮崩れしにく、遠赤外線効果で食材の旨味を引き出します。保温性にも優れており、そのまま食卓に並べることができます。

なので、ココットは煮込み料理によく用いられています。それと、意外と知られていませんが、酸に強いのでジャム作りなどにも向いています。

ココットとキャセロールの違いは?

もう一つ「キャセロール」という言葉を聞いたことはありませんか?「ココット」と「キャセロール」両方同じように使われ、「ココット/キャセロール」という表記もあったりするので、その区別が難しいですが、実は同じ「取っ手付き鍋」を指しています。

ただ、調べていくとココットの方が深めの鍋を、キャセロールのほうがもう少し浅い、ソースパンくらいのものを指しています。ブランドによっては鍋タイプのモノでも「キャセロール」と言っている場合もありますが、ここでは鍋=ココットに統一して書いています。

ココットとダッチオーブンの違いは?

一番わかり易いのはインドア向きとアウトドア向きの差でしょうか。ホーローはガラスなので衝撃に弱い部分もありますので、インドア向きです。一方、ダッチオーブンはアウトドアメーカーから販売されていることが多く、その丈夫さからアウトドア向きです。

特徴としてはダッチオーブンの蓋は上に炭を乗せることができるよう、少し蓋が下がった位置にあり、平らな作りになっています。上下から火を入れることができるので、ダッチオーブンそのものがオーブンとして使え、炭火で調理するのに向いています。

ダッチオーブンの素材は鋳鉄、ステンレス、カーボンなど様々な物が出ています。ステンレス製などは家庭の鍋と同じ感覚で室内外で活用できます。

ダッチオーブン

ココット、キャセロール、ダッチオーブンの比較

室内調理法代表料理素材例特徴
ココット煮込みポトフ鋳物ホーロー、ホーロー用鋼板など取っ手付き鍋、キャセロールよりも深さがあり、煮込み料理などによく使われる。有名なのは「鋳物ホーロー鍋」
キャセロールオーブン(器として)ツナキャセロール耐熱ガラス、鋳物ホーローなど取っ手付き鍋、底が浅く大きめ。オーブン料理で使われる事が多く、ホーローの他にも耐熱ガラス製があり、グラタンのように具材を入れて焼いた料理自体が「キャセロール」と呼ばれている。
ダッチオーブン△(素材による)オーブン(料理器具として)ローストチキン、パン鉄、ステンレス、カーボンなど蓋の上に炭を置いて上下から加熱が可能なので、それ自体がオーブンの役割をしてくれる。鋳鉄がメジャーだがいまはステンレスやカーボン製も。アウトドア(焚き火で使う)用途にピッタリの鍋。

おすすめココット鍋ブランド

簡単ですが。おすすめのブランドをご紹介。鋳物ホーロー鍋のほか、ホーロー用鋼板の鍋ブランドも紹介しています。ホーロー用鋼板のタイプもおすすめですので、その特徴など参考にしてください。

鋳物ホーロー鍋

LE CREUSET(ル・クルーゼ)
長年の研究で進化してきたドーム型のフタは、熱と蒸気が食材を包み込むように対流し、フタの3ヵ所にある細かなスチームポイントでゆっくり均一に蒸気が抜けるため素材の雑味を外に逃がし、旨みを引き出す構造が特徴。

STAUB(ストウブ)
蓋裏の突起(ピコ)を通じて食材の蒸気を上から落とすアロマ・レインという仕組みによって無水調理が可能。また、独自の黒マットエマイユ加工による細かな凹凸によって、焦げ付きにくいのも特賞です。

CHASSEUR(シャスール)
フランス製鋳物ホーローブランド。創業以来90年以上わたり、さまざまな鋳物ホーロー製品を世に送りつづけており、美しいデザインとカラーリングが特徴的です。

シャスールココット

Vermicular(バーミキュラ)
メイドインジャパンの鋳物ホーロー鍋。特殊なめらかな流線型を描いたフタの形状が、素材の旨みを含んだ蒸気を効果的に循環させ、その技術力で「理想の無水調理」を可能にしています。

その他ホーロー鍋

FUJIHORO(富士ホーロー)
日本製のホーローメーカー。ホーロー用鋼板を使用した鍋を製造しており、1.0mmの鋼板を使用しているので、熱効率と堅牢性、そして軽量による使いやすさをバランスよく実現しています。

DANSK(ダンスク)
1.6mmのホーロー用鋼板を使用し、程よい厚みが、熱効率をあげて、ムラなく熱を伝えて時短で調理できます。 蓋がそのまま鍋敷きになるなど、北欧ブランドらしいデザイン性の高さも人気となっています。

ココットはレシピも豊富

最近は日本でもフランスのオーブンレシピがたくさん出ていますが、最近面白いのがココット(小型の容器で作った)料理のレシピ。

ポピュラーなのは、ほうれん草と卵が入っているココットですが、最近ではアボカドの皮をココットに見立てたオーブン焼きや、ほかにもカマンベールチーズを半分ココットに入れた「ココットカマン」といったアイディアレシピも豊富に出ていますので、レシピもぜひ検索してみてください。

ココットをお得に買える場所

人気ブランド通販サイトGLADD(グラッド)では、国内外のココットブランドをはじめ、有名ブランドの鍋やフライパンをスペシャルプライスで販売しています。

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