早くも肌寒さを感じる季節が到来!お洋服は衣替え、インテリアも模様替えの季節となりました。今年は特におうちで過ごす時間が増えているため、インテリア商品への人気が上がっています。ほんの一部を変えたり、新しいデザインを取り入れることで気分も変わりますよね。
みなさんは「GABBEH(ギャッベ)」というじゅうたん・ラグをご存知でしょうか?GLADDでも何度かセールに登場していますが、まだまだ知らない方も多いと思います。最近ではTV番組でも特集され、人気上昇中のペルシャ絨毯です。中でも際立つデザイン性と実用的な使い心地を楽しむことができるのが「ギャッベ」。今回は、そんな今話題の「ギャッベ」の魅力と使い方についてご紹介したいと思います。
セール期間:9月25日(金)〜10月9日(金)朝9:00まで
※開催日によって完売・販売終了の場合がございます。あらかじめご了承ください。
「GABBEH(ギャッベ)」とは?
「ギャッべ」とはペルシャ語のファールス地方の方言で、「粗い」・「毛足が長い」という意味。
イラン南西部の遊牧民によって古くから織り続けられている手織絨毯です。
生活を共にする羊の毛(ウール)から糸を紡ぎ、自生する草木で染め上げられ、1点1点人の手で織られます。
もともとは、遊牧民にとって砂漠地帯や山岳地帯などの放牧先で、過酷な状況に順応するために居住するテント内の保湿効果や、寒い時期などは家畜を保護するためのカバーとして、遊牧民の生活を支えてきた絨毯です。
生活を共にしている羊たちの毛を刈り取り、手で紡ぎ、自然の贈り物や大地の恵みを生かして草木で染め上げ、丹精込めて織られています。
素朴なデザインや色調は、織り手の感性だけで構成されて織られており、決まったデザインや色もなく、ウールによる染色の色むらを自然のグラデーションとして生かす、この芸術性がギャッベ最大の特徴です。
[1]冬暖かく、夏涼しい
上質なウールは、四季を通じて柔らかく気持ち良くクセになる肌触り、多量の空気を含んでいるので空気の厚い層ができ、熱伝導率がとても低くそれが夏には暑さを遮断し、冬には冷たい空気を遮断する働きをします。
[2]手仕事ならではの表情に癒されます
「ギャッベ」は1つ1つ手仕事で作られています。織り手の職人さんたちがピンと張った経糸に横糸を結び付け、一度結んだら切って、結んだら切って、と繰り返しの手作業。線がまっすぐでなかったり、自然な手仕事のゆらぎができ、それが見る者の心を癒しの世界へと誘います。
[3]弾力性に富み、手織りならではの気持ちの良い踏み心地
ウールは弾力性に優れています。上質な「ギャッベ」はかなり細かく糸を結んで詰めていくため、踏んだ時に密集した毛が押し戻す力を感じます。一般的なラグにはない独特の踏み心地、寝心地を体感できます。
[4]モチーフに込められた伝統的な“意味”が素敵
「ギャッベ」の模様には意味があり、その意味から選ぶのも人気のポイントです。長い伝統の中、やがて織り手の女性たちは、結婚や出産など人生の大切な節目に記念としてギャッベを織り、これからの生活への願いをギャッベの文様に込めて織り込んでいくようになりました。その図柄が今も伝統的なデザインとして受け継がれています。
■LORRI BUFFD
家族の健康を願った木のデザイン
色彩豊かなデザインは心に安らぎを与え、1枚お部屋に敷くだけで華やかな印象になります。
・木の模様
生命の木と呼ばれて人気の高い絵柄。長寿、健康、子どもの成長への願いが込められています。
・四角の模様
水がわき上がる井戸や水場を意味します。遊牧民にとって水は命綱。多く使われているデザインです。
・羊、ヤギ
遊牧民の生活では家畜は財産。大切な収入源です。お金に不自由しない生活が続くように、という思いや家畜に対する感謝の思いなどから頻繁に使われる模様。
・人
子どもの場合は、誕生の祝いや愛情、健康への願いが込められています。
・らくだ
『成功』への象徴。
・鹿
子どもを大切に育てる生態から『家庭円満』の象徴。
・鳥
『あこがれ、神の遣い』。幸福への願いが込められています。
[5]汚れにくく、へたりにくい
生活の中で出るゴミやほこりが絨毯の奥に入りにくく、吸湿発散性が良いため、ダニがわきにくい環境です。上質な「ギャッベ」ほど毛に艶があり汚れも付きにくいため、気兼ねなく使えることが特徴です。
[6]織り手の個性が光る! ハンドメイドの魅力
伝統の図柄を継承しつつ、だんだんと変化している「ギャッベ」のデザイン。
数か月をかけて織り手の女性が丹精込めて織り上げて行くため、その個性がそれぞれの「ギャッベ」からにじみ出ています。
手仕事で作られた唯一無二の商品として魅力があり、人気を集める理由です。