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女性のスマートカジュアルとは?基本マナーやOK・NG例を紹介

その言葉自体は古くからあるものの、最近よく耳にするようになった “スマートカジュアル”。アフターコロナでビジネスシーンのカジュアル化が加速したこともあり、ドレスコードとして使われるようになっていますが、はっきりとした定義があるわけではありません。簡単に言ってしまえばフォーマルほど堅苦しくはないけれどもきちんと感があり、かつ洗練された雰囲気が求められるコーディネートが “スマートカジュアル” です。

今回はこのスマートカジュアルにおける基本的なマナーやおすすめコーデをご紹介します。


女性のスマートカジュアルとは?

スマートカジュアルと聞いてもあまりピンとこない場合は朝の情報番組の女性アナウンサーを思い浮かべてみてください。リラックスした雰囲気と同時に洗練された印象がありますよね。決して堅苦しくなく、色使いやコーディネートに程よく女性らしさが表現されています。あの雰囲気をベースにコーディネートを考えるといいでしょう。

スマートカジュアルが求められるシーン

スマートカジュアルはフォーマルさとカジュアルさをバランス良く取り入れたスタイルなので、ビジネスシーンはもちろんのこと、少し特別な食事会や懇親会、参加者同士の交流があるような文化イベントなどのシーンで求められることが多いです。招待状のドレスコードに「スマートカジュアル」と記載されることも増えているようですね。


スマートカジュアルで避けたい服装

スマートカジュアルの「カジュアル」だけに注目してしまうと、“程よいバランス” が崩れてしまう場合があるので気を付けてください。

過度に露出の多い服

肩が大きく開いたトップスや、ミニスカートなど、露出が多過ぎる服は避けましょう。またボディラインを強調するようなシルエットもNG。スマートカジュアルでは、清潔感とエレガントさが重要なので、控えめなデザインが望ましいです。

極端に派手な柄の服

多色使いや大柄などの派手な印象を与えるような服は、スマートカジュアルの品位を損ねる可能性があります。洗練された印象を保つためには、シンプルで控えめなデザインを選ぶことが重要です。目立ち過ぎず、場に馴染むことを意識しましょう。

ダメージデニムやカジュアル過ぎるTシャツ

ダメージ加工が施されたデニムやルーズなシルエットのTシャツは、カジュアル過ぎてスマートカジュアルには不適切です。シンプルなTシャツであれば合わせることも可能ですが、より上質な素材のトップスを選ぶといいでしょう。


ワンピースのスマートカジュアルコーデ

スマートカジュアルにおけるワンピースのコーディネートは、季節ごとの素材やカラー、アクセサリーの選び方で印象が変わります。それぞれの季節に合ったおすすめのワンピースコーディネートを紹介していきましょう。

春コーデ

コットンやリネンなど、軽くて柔らかい素材のワンピースがおすすめです。パステルカラーのシフトドレスやAラインワンピースに、ライトベージュのテーラードジャケットを羽織ればきちんと感が増します。ベージュや白のパンプス、またはローファーで軽やかさをプラスしてください。

夏コーデ

リネンやコットンなど、通気性の良い素材を選びましょう。ミディ丈のラップドレスやノースリーブのワンピース。明るい色やストライプ柄も夏にぴったりです。薄手のカーディガンはノースリーブの肌の露出を抑えたり、冷房対策になったりするので持ち歩くと便利です。ヌードカラーのシューズでより涼しげな印象を狙うといいでしょう。

秋コーデ

ウール混やニット素材のワンピースが季節感を演出してくれます。秋らしい深みのある色合いの、長袖のマキシドレスやチェック柄のワンピースがおすすめです。トレンチコートやシルクツイードのジャケットを合わせ、落ち着いた色合いのアンクルブーツで足元にも温かみを。スエードのバッグ、スカーフといった小物も活用しましょう。

冬コーデ

冬にはウールやカシミア素材の、タールネックニットワンピースやラップドレスがおすすめです。首元にスカーフを巻けばよりエレガントなスタイルに。クラシックなウールコートやチェスターコートを合わせ、ショートブーツで全体感をキリっとまとめてみましょう。屋外では上質なレザーグローブが上品な雰囲気づくりに役立ってくれます。


スカートのスマートカジュアルコーデ

スマートカジュアルでのスカート選びは、ワンピース同様にシルエットと素材の組み合わせを意識するといいでしょう。基本はひざ下丈をチョイスすることです。またタイトなシルエットは避けるようにしてください。

春コーデ

ミディ丈のAラインスカートやプリーツスカートがおすすめです。パステルカラーやフローラル柄で春らしさを表現するといいでしょう。シンプルなシルクブラウスやニットトップスを合わせて、上品な雰囲気をキープしてください。ふわっと結んだスカーフで、軽やかさと華やかさを加えてコーディネートを仕上げてもいいでしょう。

夏コーデ

夏は素材選びが重要です。ダークカラーを着用する場合は、重苦しく見えないように特に夏らしい素材を選ぶことがポイントです。リネンやコットンの軽い素材やレース生地で涼しく過ごすことを意識しましょう。きちっと感をキープするために、ブラウスやリネンシャツをタックインして、すっきりとしたシルエットに仕上がるように心がけてください。

秋コーデ

温かみのあるウール混やスエードライク生地のスカートがおすすめです。タートルネックのニットをタイトスカートにインしてスマートなシルエットを表現してみましょう。ケープや襟なしのトッパーコートを羽織ればより女性らしいまとまりに。首元に大判の薄手ストールをふんわりと巻くことで保温性と優しい雰囲気出しが両立します。

冬コーデ

この時期はプリーツスカートにブーツ合わせがおすすめ。全体的に重く見えないようにつま先のすっきりとしたヒールブーツを合わせるといいでしょう。ラップコートはウエストのベルトを活かしたウエストラインで女性らしいシルエットとなるように意識してください。全体的にダークカラーでまとまりがちなので、小物をアクセントカラーにしてもいいでしょう。


パンツのスマートカジュアルコーデ

パンツはトップスとのバランスのとり方を気にするようにしましょう。パンツのシルエットによってトップスのアイテムやデザインに変化を付けることがコツです。また、ベルトループがある場合は必ずベルト着用し、きちんと感をキープしてください。

春コーデ

ウールのテーパードパンツにシルクのボウタイブラウスを合わせて春らしい軽快さと女性らしさを表現しましょう。ホワイトパンツにシンプルなデザインのストライプシャツを合わせるのもおすすめ。ライトベージュのトレンチコートで爽やかさも演出します。足元にはパンプスですっきりと仕上げましょう。

夏コーデ

リネンやコットンなどさらっとした素材のクロップドパンツは、明るいカラーを選ぶとより涼しげな印象になります。やや大きいシルエットのリネンシャツやゆったりしたニットは前だけタックインすることで全体のバランス良く見えるように。カジュアルになり過ぎないように、シューズはローファーなどのスリップオンタイプがおすすめです。

秋コーデ

この時期はリラックス感があるワイドパンツがおすすめです。トップスはタックインしてウエストラインを強調するといいでしょう。パンツと同系色のジャケットや、この時期らしいジレコート合わせでトレンドを表現してみてください。バッグやパンプスにスエードをチョイスすればグッと季節感が増しますよ。

冬コーデ

フランネルなど季節感のある素材で防寒とスタイリッシュさを両立させましょう。ダークカラーのワイドパンツやテーパードパンツは重厚感もあり、この時期のニット選びに幅を持たせることができます。ジャケットを羽織る場合はハイゲージのタートルネックセーターがおすすめです。カジュアル感が強く出過ぎるのでローゲージニットは避けましょう。


足元の基本マナー

女性のスマートカジュアルにおいて、足元のアイテムの選び方やマナーは全体のコーディネートに大きな影響を与えます。一歩間違えるとせっかくのコーディネートが台無しなんてことにもなりかねないので気を付けましょう。

ストッキングを着用する

スマートカジュアルでは、素足ではなくストッキングやソックスの着用が基本です。パンプスにはストッキング、オックスフォードシューズなどのクラシックシューズには靴下を着用しましょう。ストッキングは肌色に近いものを、靴下は太いリブや派手な柄物を避けてシンプルなものを選ぶのがコツです。

パンプスはスマートカジュアルに最適

パンプスは女性らしいシルエットを作り出し、幅広いコーディネートに対応できるため、スマートカジュアルには最適なシューズです。ヒール高は5センチ前後で、カラーはブラック、ベージュ、ネイビー、グレーを揃えておけば十分でしょう。

避けた方がいい靴は?

女性のスマートカジュアルでは、清潔感や適度なフォーマル感が求められるため、避けた方が良いシューズがあります。

・カジュアル過ぎるスニーカー…シンプルで落ち着いたデザインのスニーカーなら適応できる場合もありますが、カラーや装飾が派手なものは避けてください。

・10センチ以上のヒール…派手さで目立ってしまうため、コーディネートのバランスを崩します。また、プラットフォームシューズも避けましょう。

・ロングブーツ…重苦しく見える場合があり、特にビジネスシーンには適しません。ブーツはショートブーツやアンクルブーツを選びましょう。

サンダルでも大丈夫?

スマートカジュアルのコーディネートでサンダルはOKかNGか、気になりますよね?基本的にスマートカジュアルではつま先の開いたシューズは避けましょう。タイプにかかわらずサンダルはもちろんですが、ミュールも同様です。OKとされるシーンが全くないわけでもないですが、自分本位ではなく他者に与える印象を考えると、サンダルはできるだけ着用しないことです。


小物の選び方のポイント

ここではバッグやアクセサリーの選び方のポイントをお伝えいたします。

スマートカジュアルを完成させる上で、バッグのサイズ感や素材は大事な要素です。

バッグはハンドバッグやクラッチバッグを選ぶのがコツです。大きなバッグはカジュアル感が強いだけでなくコーディネートに重苦しさを感じさせてしまいがちです。素材はレザーもしくはエコレザーのものを選びましょう。あまり過度な装飾があるものは避けてください。

アクセサリー選びのポイントは、たくさん着け過ぎないことです。コーディネートに何か物足りなさを感じる場合は、スカーフやパールを1点足してあげると、華やかかつ上品に仕上がります。

基本的にバッグやアクセサリーに存在感を求めないことがポイントです。

注意点

アクセサリーはシンプルなゴールドやシルバーが基本です。大ぶりな石が付いていたり、ボリュームがある派手なものは避けましょう。アクセサリーはそれ自体に主張させるのではなく、あくまでもコーディネートの引き立て役であることを忘れないでください。


まとめ

スマートカジュアルはドレスコードのひとつでありながら、きっちりとした定義やルールがないため、コーディネートに悩む方も多いことでしょう。

しかし、今回ご紹介した内容を参考に、落ち着いてアイテムと組み合わせ方を考えていけば、次第に慣れてくると思います。

ポイントをおさらいすると以下の通りです。

・肌の露出は控える

・ボディラインを強調しない

・パンプスが無難

・派手な色や柄は避ける

・アクセサリーや小物は控えめに

まずはキレイめであることが第一です。次にカジュアルを意識してハズし過ぎないこと。これだけは必ず頭の中に入れておき、シーンや季節に合わせたスマートカジュアルを楽しんでくださいね。

©︎ Getty Images


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