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ストリートファッションとは?特徴や着こなしのポイントを解説

老若男女問わず、幅広い層に人気がある「ストリートファッション」。「自分の個性を表現できる」「ゆるっとした着こなしが心地いい」などストリートファッションの魅力に惹かれる理由はさまざまあります。一方で、「ストリートファッション」が具体的にどのようなファッションなのかよく分からないという人もいるのではないでしょうか?そこで今回は、ストリートファッションの特徴や着こなしのポイントを解説します。特に、これからストリートファッションに挑戦してみたい人はぜひチェックしてみてくださいね。


ストリートファッションとは?

Portrait of peaceful young woman standing on the rooftop of building in the city

ストリートファッションとは、“街に集まる若者たちによって生み出されたスタイル” を指します。音楽やサブカルチャー、ストリートスポーツなどと深い関連があり、時代や社会情勢、文化などにより常に変化し続けているので、明確な定義は存在していません。

日本では1980年代〜2000年代にかけて独自のスタイルを築き、「渋カジ」という言葉も生まれました。現在ではオーバーサイズでラフ感のあるアイテムや、個性的な古着などを使ったコーデが定番とされ、若者からの多くの人気を集めています。

ストリートファッションの特徴

ストリートファッションの特徴は “多様で自由なスタイル” であることです。そのため、さまざまな文化やコミュニティと結び付き、それぞれに特徴のある個性的なスタイルを生み出してきました。中でもスケートボードとヒップホップとは深い関連があり、ストリートファッションが生まれる背景にもなっています。1970年代のアメリカで貧困地域に住む子どもたちが、お金をかけずに楽しめる遊びとして流行したのが、スケートボードとヒップホップ。その子らが身につけていたファッションが、次第にストリートファッションとして確立されました。ストリートファッションの特徴としてイメージの強いカジュアルでラフなスタイルも、ここに由来しているとされています。

スケートボードの影響

スケートボードをしているストリートファッションの女性

1970年代にスポーツ競技として確立され、瞬く間に若者たちに人気のスポーツとなったスケートボード。この流行により、スケートボードのしやすいファッションとしてスケーターファッションが街で広まり、ストリートファッションの一部となります。1980年代には、スケートボード文化はユースカルチャーの中心となり、スケートファッションはストリートファッションの変化にも影響を与え続けました。スケーターファッションには、転倒や摩擦への耐久性や動きやすい機能性を重視したアイテムが多く、オーバーサイズのスタイリングが好まれています。

ヒップホップの影響

Dancing girl funny break dance, happy rhythmically waving. Playful crazy girl dance emotions. Breakdancing, street dancing, hiphop, freestyle dance.

1970年代、ニューヨークの貧困層が集まる地域で誕生し、若者たちからの人気を集めたヒップホップ。当時その若者たちは、裕福なエリアで売れ残ったアイテムを独自のセンスで着こなしていました。そのスタイルには自己のアイデンティティの確立が表現され、ヒップホップファッションとして知れ渡ります。その後、多くのヒップホップダンサーやラッパーがそれぞれの個性を追求したヒップホップファッションを流行させ、ストリートファッションの歴史に大きな影響を与えていきました。

ストリートファッションは変化を続けている

時代とともに大きな変化を続けるストリートファッション。その始まりは1930年代まで遡り、アメリカ社会の被差別階級を中心に広まったズーティーズというダボダボのスーツスタイルでした。ズーティーズには被差別階級による反愛国主義的行動としての一面が含まれ、その後広まったヒッピーやヒップホップなどのストリートスタイルにも、メインストリームへの反抗が結びついています。ストリートファッションは若者たちの自己主張の手段の一つでもあったのです。そして現代のストリートファッションは、これまでの各時代の要素を組み合わせ、文字通りの「ファッション」として、着る人の個性を表現し楽しむスタイルとして確立しています。


ストリートファッションの着こなしのポイント

「正解」がないからこそ難しく感じてしまうこともあるストリートファッション。ここでは、ストリートファッション初心者でも真似できる着こなしのポイントを3つご紹介します。

ポイント①ゆったりしたシルエットを意識する

オーバーサイズのゆったりしたシルエットがストリートファッションの定番スタイル。トレーナーやワイドパンツでカジュアル感の強いスタイルを楽しむのはもちろん、トレンチコートなどを羽織れば、キレイめのストリートコーデをスタイリングすることもできます。ダボついた印象になりすぎてしまう時には、どれか1つのアイテムに黒やネイビー、赤などの濃いカラーを取り入れると、引き締めて見せる効果も。トップスは丈の短いものをチョイスしたり、ウエストインしたりすることで、全体のバランスを整えることができます。

ポイント②ボーイッシュな要素を取り入れる

帽子やスニーカー、サンダル、アクセサリーなどにボーイッシュな要素を取り入れるのも、ストリートファッションをオシャレに着こなすポイントです。全身をストリートスタイルにまとめるのが難しい場合でも、カジュアルなコーデにボーイッシュなアイテムを取り入れることで、ストリート感を演出することができます。最近ではユニセックスアイテムも増えてきているので、男女問わず身につけることのできるアイテムを積極的に取り入れてみましょう。

Cropped portrait of an attractive young woman standing alone against a brightly tiled wall during the day

ポイント③大胆なデザインに挑戦してみる

一見、「派手すぎるかも?」と思うくらいの色や柄のデザインが、ストリートファッションではセオリー。派手なコーディネートが苦手な人は、派手なアイテムとモノクロなどのシンプルなアイテムを組み合わせたコーデから挑戦してみるのがおすすめです。柄物初心者さんは、有名ブランドのロゴアイテムから始めてみるのも◎


まとめ

自由で正解のないストリートファッション。自分の個性をファッションで表現したいと思う人には特におすすめのスタイルです。挑戦するのに少し勇気がいる人は、ストリートファッションを得意としているブランドアイテムを取り入れるところから始めてみてくださいね。

©︎ Getty Images


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