毎日の外出に必要なバッグは、実用的なアイテムでありながら、コーディネートの一部でもある存在。バッグによって着こなしの完成度が左右される場合もあり、バッグ選びには気が抜けません。
そこまでの存在感があるため、バッグ選びに悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はバッグの選び方からおすすめのブランド、そしてバッグを活かしたコーディネートまでをご紹介します。 ぜひ、用途や目的に合ったバッグを選ぶ際の参考にしてください。
メンズ向けブランドバッグの魅力
メンズ向けブランドバッグの魅力は、選択肢が多いこと。ハイブランドからカジュアルブランド、そしてバッグ専門ブランドなど、さまざまなブランドから販売されています。
そして、誰もが知るブランドであれば、持っているだけで「おしゃれがわかっている人」と認めてもらえることでしょう。
ただし、ブランドだけで選ぶと後悔することになりかねないので、デザインや機能にも注目するよう心がけてください。
メンズ向けブランドバッグの選び方
ここではメンズブランドバッグを選ぶ際に必ず気にしておきたい4つのポイントをお伝えします。
その1:コーディネートのテイストにあったデザインを選ぶ
カジュアルコーディネートにカチッとしたバッグを合わせたり、ビジネスコーディネートにラフなバッグを合わせたりしてしまうとせっかくのコーディネートが台無しになってしまいます。
バッグもコーディネートの大事な構成要素ということを忘れないでください。
よほどの「ハズシ」を狙わない限り、洋服とバッグのテイストは合わせるようにしましょう。
その2: コーディネートに合った素材を選ぶ
バッグに使われる素材は多岐にわたっています。レザー、合皮、ナイロン、コットンなどなど。
コーディネートに合ったデザインを選ぶのと同様に、テイストから外れない素材を選ぶように意識してください。
スーツスタイルにはレザーもナイロンも合わせることができますが、全体的な雰囲気には差が出ますよね。
このように同じコーディネートに異なる素材のバッグを合わせた場合、もしくは同じバッグを別のコーディネートに合わせた場合を想像してみるとわかりやすいと思います。
その3:用途や目的に合ったバッグのタイプを選ぶ
主にどのようなシーンで、どのようなモノを持ち運ぶために必要なのかを考えるようにしましょう。
まずはどのくらいの容量が必要なのか。次にどのくらいの頻度で中身を出し入れすることになるのか。
PCを持ち運びたいならそれなりの容量が必要ですし、頻繁に中身を出し入れするならばバックパックではなくトートバッグやブリーフケースが使い勝手が良いはずです。
その4:自分に合った機能を備えているバッグを選ぶ
例えば、札入れと小銭入れを分けていたり、名刺入れやキーホルダーも一緒に持ち歩く人にとってはバッグ選びにおいて収納スペースの大きさやポケットの数は重要なポイントになるでしょう。
このほか、イヤホン、タンブラー、ウェットティッシュ、リップクリーム、サングラスなどなど。
男性でも日常的に持ち歩くモノって意外と多いですよね。
メンズ向けブランドバッグ人気おすすめ10選
おすすめのブランドバッグを厳選してご紹介します。
紹介するバッグ以外にもそれぞれのブランドでバリエーションがありますので、気になったブランドについてはほかのバッグもチェックしてみてください。
1:Daniel & Bob(ダニエル・アンド・ボブ)
1976年にイタリアの古都、フェラーラで創業したレザーバッグブランド。
全ての製品はフェラーラの工房で職人の手により生み出され、伝統を守りながら機能美溢れるバッグを追求しています。
画像の「Rodi」はブランドを代表するデザインで、取り外し可能なハンドルとストラップによってアレンジも楽しめる使い勝手のよいデザインです。
2:SERAPIAN(セラピアン)
1928年にイタリア・ミラノで創業。以来3世代にわたってオリジナリティーに溢れた美意識と職人技が受け継がれているブランド。
1947年に発表された、ナムラッパレザーのリボンで作り出されるモザイクのような複雑な編み込み加工は、今日でもメゾンの象徴的なデザインとして認知されています。
3:HERMES(エルメス)
1837年創業、非常に長い歴史のある老舗高級ブランド「HERMES(エルメス)」。
根強い人気を誇るトートバッグ「エールライン」は、男性のビジネススタイルにもマッチする希少な逸品。
美しいデザイン性はもちろんのこと、使い勝手も良く、耐久性もあり、日常使いの魅力にあふれており、もはや性別や世代を問わず愛されています。
4:BRIEFING(ブリーフィング)
1998年にミリタリーを追求して開発された、黒地に赤のロゴが印象的で根強い人気を誇る日本ブランド。
戦場や宇宙空間といった過酷な状況にも耐えうるアメリカの軍事製品技術をタウンユースに落とし込んだ物作りが幅広い層から支持されています。
5:F/CE.(エフシーイー)
キーワードは機能性/文化/探検。モダンなファッション性に高い機能を兼ね備えた、都市探索のためのハイクオリティなウェアやバッグを展開する日本ブランド。スタイリッシュなデザインも使い勝手の良さも両立するプロダクトは、シーンやコーデを問わずマルチに活躍すること必至。
6:S.T. Dupont(エス・テー・デュポン)
成功者の証、そしてステータスシンボルとされる、ラグジュアリーブランド「S.T. Dupont」のコレクション。
細部にまでこだわった繊細なデザインは持つ人のセンスを主張します。140年に渡り卓越したクラフツマンシップへの情熱を表現し、匠の技を伝えてきたブランドの比類なきクオリティがここに。
7:incase(インケース)
1997年カリフォルニア州サンフランシスコで誕生し、Apple社の公認を受けグローバルに展開。MacBook・Air Pods用ケース等のプロダクトを通じて、ユーザーにとって最高の「キャリングソリューション」であり続けることを目標としているブランドです。
8:PRADA(プラダ)
世界のモード界を牽引するブランドとして常に注目されている「プラダ」。
三角形のプレートが施されたナイロンバッグがアイコン的存在になっていますが、レザーのシリーズも充実していて、ニュアンスカラーのグレーはとても魅力的です。
9:Bottega Veneta(ボッテガ・ヴェネタ)
イタリアを代表するラグジュアリーブランドのひとつ「ボッテガ・ヴェネタ」。
ボッテガ・ヴェネタと言えば、上質なレザーが丁寧に編み込まれた「イントレチャート」のデザインが特徴的で、ブランドの象徴として広く知られています。
10:GUCCI(グッチ)
イタリアのラグジュアリーブランド「グッチ」のビジネスバッグは、シンプルに徹したデザインが至上の美しさを放つ仕上がり。過剰な装飾を一切排した潔いまでのルックスが、素材の質と端正なシルエットを際立て、持つ人の品格を押し上げます。
《こだわり別》メンズ向けブランドバッグ
バッグを選ぶ際のこだわりポイント(=優先順)は人それぞれ。
いくつかのこだわりポイントごとにおすすめのバッグをご紹介します。
1:ハイブランドのものがほしい
ハイブランドの場合、シーズンごとに斬新なデザインを提案しつつ、同時に定番的なデザインも販売している場合がほとんどです。
その時のトレンドに飛びつくのもいいですが、せっかく高価なものを手に入れるならば長く使い続けられるものを持ちたいですね。
「LOEWE(ロエベ)」のフラメンコノットはカジュアルコーデにもドレスコーデにも使い回しが利くデザイン。
「HERMES(エルメス)」のバッグの特長は、シンプルなデザインが多いこと。あまりコーディネートを選ぶことなく使えるのが嬉しいポイント。
個性が際立つデザインが多い「BALENCIAGA(バレンシアガ)」のバッグ。こちらは、肩掛けできるショルダーも付いたダブルハンドルで使い勝手の良いデザインです。
2:お手頃ブランドのものがほしい
ここではそれぞれにこだわりを持ちながら、手の届きやすい価格の名品が揃うブランドを紹介します。
ファッショニスタが注目する、日本発のバッグブランドが「CIE(シー)」。「master-piece(マスターピース)」や「AS2OV(アッソブ)」を経たデザイナーが手がける気鋭ブランドです。
モダンでスタイリッシュなデザインはもちろん、厳選素材や使い勝手の良さなど考え抜かれた作りは必見。シーンを問わず全方位的に活躍しそうなプロダクトは、ひとたび手に入れたらいつのまにかヘビロテしていた…そんな魅力を備えています。
ファッション×スポーツのクロスオーバーブランドとして人気なのが「MAKAVELIC(マキャベリック)」。東京から世界へ、素材/機能性/耐久性/ファッション性を追求したプロダクトを生み出しています。
こちらのデイパックは機能的なポケットを多数配し、通勤・通学だけでなく旅行や出張にも活躍。本体には軽量で耐久性に優れたCordura EcoMade Canvasを使用。テフロン加工による高性能の撥水・防汚機能も。付属にはヌメカウレザーを使用するなど、経年変化も楽しめるディテールも魅力です。
アメリカ発、ワークウェアの大人気ブランド「Carhartt(カーハート)」のショルダーバッグは、普段は手ぶらという男性にも人気のアイテム。邪魔にならないのに収納力のある程よいサイズ感、大きく開くポケットが使いやすく小物収納にも便利で、合わせるスタイルを選ばないシンプルさとくれば人気にも納得です。
3:素材にこだわりたい
まずはレザーの製法にこだわっているブランドを紹介しましょう。
毎年価格上昇を続けているレザーバッグですが、お手頃価格で製品を提供しているのがイタリア・フィレンツェ発の「IL BISONTE(イル ビゾンテ)」。
トスカーナ地方で1000年以上も前から行われてきた「ベジタブルタンニン鞣し」の工程を経て作られた上質な革がイルビゾンテの象徴でもあります。
次はエコの視点で素材にこだわっているブランド。
古いトラックの幌布、自動車のシートベルト、自転車のチューブなどを使用し、一点物のバッグを制作しているスイスのブランド「FREITAG(フライターグ)」。
F-ABRICという、完全に生分解が可能な靭皮繊維(植物繊維)を開発・製造しています。
「KAPOK KNOT(カポックノット)」は、木の実木の実由来の高機能素材「カポック」を使用した、環境にやさしく機能的なものづくりを行うファッションブランド。
こちらのレザーバッグは、ワイドなループストラップでスリングバッグ風にも持てる優秀デザイン。
4:できる限り小さめのものがほしい
ポケット代わりに使えるミニバッグは、あらゆるシーンで活躍してくれる便利なアイテム。
「cote&ciel(コートエシエル)」のウエストバッグはベルトの止め方で底マチを作ったり、フラットな状態にしたりと形状に変化をつけることができるデザイン。収納する小物のサイズや量によって使分けできるのが嬉しいポイント。
「UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)」のウエストバッグは小さめながら収納力も抜群。内ポケットも充実していて小物も散らばりません。シンプルなデザインなので、幅広いコーディネートにマッチ。
歴史あるスイスのハイファッションブランド「BALLY(バリー)」は、その伝統と精神を重んじながらも、時代ごとの空気を感じ取ったモダンなデザインで洗練された大人からの支持を集めています。メンズバッグの定番クラッチも、「BALLY」ならこんな色合いや素材使いでグッと粋な仕上がりに。
5:大きめのものを用意したい
旅行などでは必要不可欠な大容量バッグ。最近では何かとトロリーケースに頼りがちですが、改めて手で持つバッグに注目してみましょう。
「大きめ」と聞いて誰でも思い浮かべるのがキャンバスのトートバッグではないでしょうか。
シンプルなトートバッグは数あれど、POPなデザインで注目なのがパリ発「MAISON KITSUNE(メゾン キツネ)」のトートバッグ。
トラベルバッグブランド「TUMI(テュミ)」のトートバッグも根強い人気。デュラブルナイロン製のタフな素材はまさに旅行ブランドならでは。
スーツケースのハンドルに容易に取り付けられる機能が嬉しいですね。
旅行と言えば忘れてはいけないのが「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」。もともとラグジュアリーな船舶旅行用のトランクを得意としていただけに、今でも大容量のボストンバッグが充実しています。
メンズ向けブランドバッグを使ったおしゃれなコーデ
最後に、バッグがアクセントになっているおしゃれなスタイリングをいくつかご紹介しましょう。
バッグは外出に必要なアイテムという以上に、コーディネートの印象を左右する大事なポイントにもなります。
ショルダーバッグの手持ちコーデ
「GUCCI(グッチ)」のリュクスなショルダーバッグを、クラッチのように抱えて持つのがスタイリッシュ。旬のビッグシルエットのジャケットコーデを引き締めて魅せます。
カジュアルになりすぎないレザートート・コーデ
「NANO・UNIVERSE(ナノユニバース)」の本革ホースレザーをオリジナルカラーで染めた贅沢なショルダートートバッグなら、Tシャツ×スニーカーのこんなデイリーカジュアルにも大人の品を添えてくれます。ショルダーベルト先のラウンドカットや、底鋲など、細部にまでこだわりを詰め込んだ1点だからこそ醸せる上質感があり、ビジネスシーンからドレスシーンまで広く活躍してくれそう。
カジュアルスタイルのクラスアップ・コーデ
トラックジャケット&パンツのカジュアルなセットアップに、「CELINE(セリーヌ)」のショルダーバッグを投入した上級MIXコーデ。映えカラー×ミニサイズの絶妙な存在感が上品に決まるカギ。今季トレンドのチェーンネックレスも効いています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はハイエンドブランドからカジュアルブランド、そしてグローバルブランドから日本のブランドまで幅広くご紹介しました。
また、バッグ選びで注目すべきポイントもお伝えしましたので、次のバッグ選びの際にぜひ参考にしてみてください。
おしゃれのアクセントになるアイテムとはいえ、バッグは持ち運びのために必要なアイテムでもあります。
おしゃれ度と機能性の両面を考慮し、TPOに合わせたバッグ選びを楽しんでください。
©︎ Getty Images
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