NYコレクションが終わったら、お次はロンドン。去る2024年9月13日から2024年9月17日までの5日間で開催されたロンドン ファッションウィークより、今すぐにでも取り入れたいトレンドを観測！
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NYコレクション2025SSで見つけたトレンドキーワードとは？
Burberryのチェック オン チェック
英国のクラフツマンシップと伝統で言わずと知れた老舗メゾンのBurberry（バーバリー）。代名詞と言えるチェック柄は、クリエイティブ・ディレクターにダニエル・リーが就任してからさらに多様なモチーフとして打ち出されています。
25SSはトータルコーディネートでチェックを前面に押し出していました。チェック柄のアイテムにチェック柄を重ねる、チェック オン チェック！ 一見すると難しい組み合わせですが、アイテムの丈感を調整し肌を見せることで、洗練された着こなしにチャレンジできます。
メンズのルックにもスタイリングのヒントが。アノラックにワークパンツというカジュアルなアイテムを重ねることで、オールインワンのように見せる上級者ルック。ダボっとしたサイズ感のアイテムを選ぶのがポイント。
ERDEMの和菓子カラー
ロマンティックな世界観と巧みな手作業による装飾で魅了するERDEM（アーデム）。毎回色使いに注目が集まりますが、今回のキーカラーは勝手に「和菓子カラー」と命名しました。まるで和菓子に使われるような柔らかなピンクやライトグリーンに目を奪われます。
差し色として使うのも良いですが、思い切ってこの2色を合わせて「桜餅」トーンを楽しんでみて。１：１の配分でも、どちらかをメインにするのも良し。取り入れるのが難しいカラーでも、大胆に組み合わせることで新しい世界が見えてくるはず。
TOGAのショート丈アウター
日本からはTOGA（トーガ）が4年ぶりにロンドンファッションウィークに参加。久々の海外発表となりました。TOGAらしいシルエットや素材使いは変わらずですが、全体のトレンドとも重なりそうな要素があったのでピックアップ。
胸下ほどの丈のショート丈アウターを使用したスタイリングです。バーバリーのようなチェック オン チェックのアウター×ボトムスのスタイリングでは、肌見せではなくブラックのインナーを重ねることで全体にまとまりを持たせています。
一方で、レッドのライダース×白シャツ×ブラックのボトムスでつくるトリプルカラーのスタイリングも。ショート丈アウターから見えるインナーで色遊びをしています。今の時季から取り入れられるスタイリングポイントです！
Simone Rochaのバレエコア
みんな大好き、Simone Rocha（シモーンロシャ）！ 意外と需要があったのにアイテムとしての供給が少なかった、「モード×大人ガーリー」の受け皿になってくれたブランドのひとつですね。今シーズンも毒っ気のある可愛いさと、ヒヤリとするフェティッシュでモードラバーを沸かせました。
すでにトレンドとなっている “バレエコア” ですが、シモーンロシャは一味違います。チュチュのように広がったチュールスカートに重ねたのは、スポーティなアウター。対極にあるようなアイテムですが、だからこその一体感。足元には先シーズンからトレンドとして見られる、ヌーディなバレエシューズもちらほら。
JW AndersonのUFOスカート
LOEWE（ロエベ）を手がけるジョナサン・アンダーソンによるJW Anderson（JW アンダーソン）。ロンドン ファッションウィークのハイライトのひとつです。今季もJW アンダーソンらしいスカルプチュラルなシルエットで注目を集めました。
それはまるで “UFO” のような円盤スカート！ 地面とほとんど平行になるまで立体的に裾が上がっています。バレエのチュチュのようなので、これも新種のバレエコア…？！
このままだとデイリーな着こなしは難しいかもしれませんが、シルエットは参考にできそう。上半身はタイトで、ボトムスに円盤ライクなボリュームをプラス。2025年的フューチャリスティック・ファッションにチャレンジしてみてはいかが？
YUHAN WANGのファイティング・ガール
日本でも認知度を高めている中国発のYUHAN WANG（ユハン・ワン）。今回はボクサーやアメフト選手をモチーフにしたようなアイテムで、キッチュ&ガーリーな世界を描きました。
一見すると “マッチョ” なコンセプトですが、レースやポップな色使いを巧みに使うことでブランドらしさを引き出しています。総レースのバイカーパンツをコーディネートに取り入れることで、スポーティとガーリーの良いとこどりを実践できます。
Emilia Wicksteadのバイカラー
Emilia Wickstead（エミリア・ウィックステッド）のランウェイからは色使いを参考に。ポロシャツとタイトスカート、ネクタイとハーフパンツというオーセンティックな組み合わせですが、バイカラーにすることで一気にモード感を演出。
ココアのような優しいブラウンには冴えたスカイブルーを合わせることで、落ち着いていながらも人目をひく印象に。ノーブルなグレーにはサイケデリックカラーの柄アイテムを合わせることで、脱シンプルを叶えます。
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©︎ Getty Images
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